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『NEWSを疑え!』第51号(2011年9月29日号)

『NEWSを疑え!』第51号(2011年9月29日号)
◎知っていますか?日本の偵察衛星のこと
・テポドン発射、8人の男たちが集められた
・ただいま分解能(解像度)60センチ……
・情報活動、衛星情報がすべてではない
◎セキュリティ・アイ:東南アジアに影響か?パプアの独立紛争(主任研究員・西 恭之)
◎ミリタリー・アイ:改正を迫られる「米軍を律する法律」(主任研究員・西 恭之)
◎テクノ・アイ:核弾頭型バンカーバスターの目標は北朝鮮の地下施設(主任研究員・西 恭之)
◎今週の言葉:彼を知り己を知れば…
◎編集後記:『ギャレット計画』(読者の質問にお答えして)

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆知っていますか?日本の偵察衛星のこと◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:2011年9月23日、日本政府の情報収集衛星「光学4号機」を搭載したH2Aロケット19号機が、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。年内には「レーダ3号機」も打ち上げ予定です。これまでに8基が打ち上げられ、コストも8000億円を下らないとされる国産の情報収集衛星ですが、どの程度活躍しているのか、よくわかりません。そこで今回は、情報収集衛星について教えてください。小川さんは、情報収集衛星の導入に際して政府にアドバイスをされたそうですが、どんな経緯があったのですか?

小川:「3号前のメルマガでもお話ししたように、世界でいう『偵察衛星』、日本で『情報収集衛星』と呼ばれる衛星が導入されたきっかけは、北朝鮮のテポドンでした。北朝鮮は1998(平成10)年8月31日、咸鏡北道舞水端里の発射場から東に向けて弾道ミサイル『テポドン1号』を発射、ロケットの1段目は日本海に落下、2段目以降は津軽海峡あたりで日本列島上空を飛び越し、三陸沖の太平洋に落下しました」

「北朝鮮は、人工衛星『光明星1号』の打上げと主張しましたが、日本政府は新型の弾道ミサイルと判断、北朝鮮に対する非難声明を出し、KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)への資金拠出を凍結しました。事前通告もなく弾道ミサイルを日本上空に向けて撃ったことから、メディアや世論も恐怖の声を上げ、北朝鮮に猛反発しました。このとき『日本も衛星によって他国を偵察する能力を持つべきだ』という声が、当時与党だった自民党を中心に強まったのです」