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『NEWSを疑え!』第47号(2011年9月15日号)

『NEWSを疑え!』第47号(2011年9月15日号)
◎「9.11」10周年──日本の平和主義と「テロとの戦い」の関係
・日本の原理原則が不在──イラク復興支援
・忘れるなかれ!日本は9.11テロの当事国だ
・自衛隊はなぜ、砂漠用の服を着なかったか
◎セキュリティ・アイ:緊張する東地中海の震源はトルコの国内事情?(主任研究員・西 恭之)
◎ミリタリー・アイ:「オフショア・バランシング」への誤解を解く(主任研究員・西 恭之)
◎テクノ・アイ:米海軍が進める無人機の大群による欺瞞作戦(主任研究員・西 恭之)
◎今週の言葉:連隊戦闘団(RCT)
◎編集後記:右手にライフル、左手に花束……

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆『究極のミサイル防衛』を個別的自衛権で実現する◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:9月11日は、いわゆる「9.11」(英語で「ナイン・イレブン」)、つまり2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロ事件から丸10年が経過した節目の日です。犠牲者を追悼するために、世界中のメディアが事件を振り返る特集を組んでいます。たとえば米TIME誌(http://www.time.com/time/)は「9/11を越えて 回復の肖像」と題して40人のモノクロ写真と証言を掲載しています。証言者にはブッシュ大統領(当時)もいればイラク戦争で両腕を失ったイラク青年もいて、あの大事件の意味を改めて考えさせられます。そこで、このメルマガでも9.11を振り返って、小川さんの考えをうかがいたいと思いますが、まず最初に小川さんは10年前の9.11を、どんな思いでご覧になりましたか?

小川:「事件の直後のことはメルマガの前の号の編集後記に書いたのですが、多くの日本国民と同じように、立ち尽くす思いで繰り返し放映される突入時の映像を眺めました。ニューヨークの世界貿易センタービルにハイジャックされた旅客機が突っ込むさまに、正直、言葉を失いました。テロリスト側からすればあまりにも簡単で、しかも、これほど破壊的な効果をもたらす行為が衆人環視のもとに展開されている事態に、恐怖を感じたともいえます。残忍な手口で3千人に上ろうという市民を殺戮した凶行の背後に、悪魔的といってよいほどの強固な意志の力も感じました」

「事実経過を整理しておけば、以下の通りです」

【事実経過】日本時間で21時56分(米本土東部時間は13時間を引く。以下同じ)、ニューヨークのワールド・トレード・センター(WTC)ビル北棟にアメリカン航空11便が激突。22時03分、同南棟にユナイテッド航空175便が激突。22時20分、米ブッシュ大統領「事件はテロ」と声明。22時45分、ワシントン米国防総省にアメリカン航空77便が激突。全米で航空機の離陸が禁止され、証券取引所も閉鎖。マンハッタン島は閉鎖状態となった後、23時10分、ユナイテッド航空93便がピッツバーグ郊外に墜落。その後WTC南棟・北棟が相次いで崩壊。12日2時00分ワシントンに非常事態宣言。隣接の高層ビルも相次いで崩壊し、死者約3000人──。