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『ハクソー・リッジ』が描く衛生兵 -『NEWSを疑え!』第606号(2017年8月3日号)

『NEWSを疑え!』第606号(2017年8月3日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆ 『ハクソー・リッジ』が描く衛生兵
◆ 激戦地に出た良心的兵役拒否者
◆ 捕虜にはできない
◆ 自衛隊の衛生兵は
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・ トランプはベネズエラ危機をタカ派に丸投げ
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・ ロシアが北朝鮮ICBMを過小評価する政治的理由(西恭之)
◎編集後記
・ 中国のステルス戦闘機の進化ぶり

◇◆ 『ハクソー・リッジ』が描く衛生兵

小川:「メル・ギブソン監督の米映画『ハクソー・リッジ』を封切られた2017年6月24日に見ました。ハクソー・リッジとは『のこぎり崖』で、太平洋戦争末期の沖縄戦で激戦地となった『前田高地』の米軍側の呼び名です。Hacksawは金属などを切るD字型の弓ノコですね。映画はニュージーランドでロケしたようで、垂直に切り立った巨大な崖を撮影現場に使っていました。実際の前田高地は、もう少しなだらかだったようですが」

「米軍はこの崖に取りついて、防御する日本軍を攻めますが、米兵が頂に頭を出した瞬間に頭を撃たれる。壕から出てきた日本兵が手榴弾を投げつける。日本の司令官が割腹し介錯される。はらわたが飛び散ったりする戦闘シーンは、エグいまでのリアルさ。『プライベートライアン』のノルマンディ上陸シーンよりもリアルに感じました」

「この戦いで、いったんを登った部隊が撤退を余儀なくされたとき、デズモンド・T・ドスという衛生兵が1人崖上に残り、負傷兵を見つけてはロープで崖下に降ろし、救出していきます。彼は戦場で武器を持たず、誰も殺さず、1人で75人もの命を救った実在の人物です。すごい衛生兵がいたものだと感心し、映画を見終わって、ドスや衛生兵のことを調べずにはいられませんでしたね」



(小川和久)