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一口にヘルメットというけれど -『NEWSを疑え!』第602号(2017年7月20日号)

『NEWSを疑え!』第602号(2017年7月20日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆ 一口にヘルメットというけれど
◆ 「石炭バケツ」「洗面器」…
◆ 時代を映すヘルメット
◆ 米軍の最新型は小銃弾にも
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・ 日本が参考とすべき豪州の情報活動強化
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・ トランプ側近が企てるアフガン戦争民営化(西恭之)
◎編集後記
・ 子供じみた「軍事報道」

◇◆一口にヘルメットというけれど

Q:ちょっと前のメルマガ(2017年5月25日号)で、ボディアーマーの基礎知識をうかがいました。ボディアーマーのルーツである全身をおおう甲冑は、鉄砲の登場で役に立たなくなり、頭を守るヘルメットと胴体上部を守る胸甲(鋼鉄製胸当て)に分かれた、という話でしたね。今回は、ヘルメットの基礎知識をお願いします。

小川:「念のためいっておくと、全身をおおうボディアーマーは、古代からあった頭部を守る兜やヘルメットの類いと、上半身を守る鎧の類いが、その後、全身を隙間なくおおうプレートアーマー(板金鎧)に発展していったものでしたね。それが、鉄砲の弾に耐える金属板を使うと重すぎてしまうことから、再び兜と鎧に分離したわけです。ヘルメットそのものは紀元前2000年というような昔、あるいはもっと古代から存在していました」

「ただし、初期のヘルメットは皮革や木などでつくられたと思われ、形状をとどめるものは出土していないようです。中国では紀元前17世紀~紀元前1046年の殷(商)時代の青銅製兜が出土しています。紀元前1450年頃から300年ほど続いたミケーネ文明では、トロイアの木馬で知られるトロイア戦争を仕掛けたミケーネ人兵士が、イノシシの牙をずらっと並べてヘルメット状にした兜を被っていました」



(小川和久)