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英国が導入する国産の高高度滞空型無人機

『NEWSを疑え!』第515号(2016年8月22日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・英国が導入する国産の高高度滞空型無人機
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・SLBMを発射するには条件がある(小川和久)

◇◆ 英国が導入する国産の高高度滞空型無人機

英国防省は、特定地域の上空20キロに数週間とどまる能力のあるソーラー無人機「ゼファーS」を調達し、地上の監視・偵察やデータ中継を継続的に行うことによって、人工衛星の機能を補完する方向を強力に推進している。

ゼファー・シリーズの無人機の開発は、英国防省の研究開発組織を民営化して設立されたキネティック社が着手し、2007年ごろから12年までは米国防総省高等研究計画局(DARPA)の協力を得て進めていたが、2013年に事業をEADSアストリウム(現エアバス・ディフェンス・アンド・スペース)に売却した。その後も、英国南部のファーンボロー空港付近で開発と生産が続けられている。

英政府は2015年11月、「特殊部隊に必要な情報を収集する手段として、高高度監視航空機に投資する」と、『国家安全保障戦略および国家安全保障・防衛戦略大綱』(SDSR)に明記した。キャメロン英首相は当時、「英国で設計された無人航空機が、大気圏上層部から数週間にわたって敵を監視し、決定的に重要な情報をわが軍にもたらすようになる」と議会で述べたが、その無人機こそゼファー・シリーズであった。



(小川和久)