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米軍基地も地球温暖化で水没する

『NEWSを疑え!』第510号(2016年8月1日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・米軍基地も地球温暖化で水没する
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・小池都知事はこのように危機管理に取り組め!(小川和久)

◇◆ 米軍基地も地球温暖化で水没する

地球温暖化による海水の膨張と、南極大陸とグリーンランドを覆う氷床の融解による海面上昇が加速しているので、陸地の浸水・海没が差し迫った問題となっている島国・沿岸国は少なくない。平均海水面が上昇すると、干潮時の海岸線も、満潮時に浸水する地域も内陸へ広がり、熱帯低気圧による高潮の被害地域も広がる。

それは米軍基地も例外ではない。シンクタンク「憂慮する科学者同盟」(UCS)は、米国の大西洋岸とメキシコ湾岸の基地のうち18か所について、浸水・海没の程度を予測し、報告書『上昇する海面の最前線にいる米軍』として7月27日に発表した。

予測にあたってUCSが用いたシナリオは、米政府が2014年に発表した全米気候評価報告書のうち、地球の平均海水面が2100年までに2012年比で1.13メートル上昇する中高程度のシナリオと、1.92メートル上昇する最高度のシナリオである。さらに新しい調査によれば、氷床の融解が加速しているので、最高度のシナリオが実現する確率が上がっている。



(小川和久)