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日本で女性の潜水艦乗りは生まれるか

『NEWSを疑え!』第496号(2016年6月9日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆ 日本で女性の潜水艦乗りは生まれるか
◆ 海自の潜水艦は女人禁制
◆ 女性の潜水艦乗りは9カ国
◆ いずもは20%が女性になる?
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・ スノーデン事件で市民権を得たNSA
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・ 語られなくなった第6世代戦闘機(西恭之)
◎編集後記
・ 後方職種を自衛隊の弱点にするな

◇◆ 日本で女性の潜水艦乗りは生まれるか

Q:2016年4月下旬、日本がオーストラリアに売り込もうとしていた潜水艦「そうりゅう」型の商談がご破算になった、と報じられました。今回は、潜水艦の話を聞かせてください。

小川:「周囲を海に囲まれたオーストラリアは、海洋進出が著しい中国への牽制もあり、老朽化が進む潜水艦の更新計画を進めていました。現行潜水艦はコリンズ級(水中排水量3353トン)と呼ばれ、1996~2003年に6隻が就役したものです。これはスウェーデンの航空・軍需企業SAAB(サーブ。自動車部門は経営不振でGMが2000年に完全子会社化)傘下のコックムス社が設計した艦で、スウェーデン海軍の主力潜水艦ヴェステルイェトランド級(水中排水量1143トン)を大型化したものです。しかし、騒音がひどいうえ、故障が頻発するなど信頼性が低く、オーストラリア海軍の人手不足もあって、ほとんど稼働していない時期もあったようです」

「そこでオーストラリア政府は後継艦の検討を開始。2009年のオーストラリア国防白書では、2030年代の戦略環境を見すえ、必要に応じ遠方海域での作戦行動も可能な通常動力型潜水艦の取得を目指す、としました。更新計画は『SEA1000』と呼ばれ、調達総額は500億豪ドル(4兆円以上)。これに日本、ドイツ、フランスなどが手を挙げ、売り込みを図ってきたのです」



(小川和久)