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『NEWSを疑え!』第336号(2014年9月25日号)

『NEWSを疑え!』第336号(2014年9月25日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆エボラ対策の指針はスペイン風邪
◆なぜ「最も危険なウイルス」なのか
◆生物兵器化される可能性
◆スペイン風邪の最大の教訓
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・米国が空爆したシリアのホラサン集団とは
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・米陸軍の期待の星は特殊部隊を率いる日系人少将(西恭之)
◎編集後記
・識者談話にも捏造がある

◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)

◇◆エボラ対策の指針はスペイン風邪

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:西アフリカでエボラ出血熱が拡大しています。2014年9月半ばには、アメリカが米軍3000人規模の派遣を決めました。リベリアのサーリーフ大統領は、自衛隊などからなる緊急医療隊の派遣を安倍首相に要請しています。小川さんの考えを聞かせてください。

小川:「共同通信によれば、オバマ米大統領は9月16日、アトランタの疾病予防管理センター(CDC)を視察したあと、『エボラ出血熱が制御不能となり、地球規模の脅威に発展する恐れがある』と指摘して米軍の派遣を表明。エボラ出血熱対策は『アメリカの国家安全保障上の優先事項だ』とも述べました。TBSニュースサイトは、世界保健機構(WHO)事務局長補の『過去に類のない危機的な状況。増加が直線的だった患者数が、いまは指数関数的に増えている』との言葉を伝えています」

●米、エボラ熱支援で3千人派兵へ オバマ氏「地球規模の脅威に」
(共同通信 2014年9月17日)
http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014091701000800.html

●エボラ出血熱感染拡大、米軍3000人を派遣へ
(TBS News i 2014年9月17日)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2300517.html

小川:「今回の流行は、2014年2~3月から西アフリカのギニアで始まり、シエラレオネやリベリアに広がりました。4月24日時点の死亡者は142人、感染者100人。この頃いったん収まったかに見えましたが、5月以降に拡大が進み、8月8日にWHOが『国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態』を宣言しています」

「国連人道問題調整事務所(OCHA=UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs)によると、9月10日現在、感染者(感染の疑いを含む)4846人のうち死亡者2375人。死亡率49%という状況です。ナイジェリアやセネガルにも拡大しています。米軍の派遣が決まったいま、西アフリカのエボラ出血熱がどうなるか、世界中が固唾をのんで見守っているのです」

●エボラウイルス病の発生(2014年9月10日時点、OCHAによる)
https://wca.humanitarianresponse.info/sites/wca.humanitarianresponse.info/files/WA_A4_L_140912_Ebola_Epidemic.pdf