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『NEWSを疑え!』第267号(2014年1月9日号)

『NEWSを疑え!』第267号(2014年1月9日号)
【今回の目次】
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆若返る「ジャパン・ハンド」
◆おなじみの顔ぶれは…
◆オバマ政権に影響力を行使するCNAS
◆中国の軍事で群を抜くプロジェクト2049
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・NYタイムズはヒラリー大統領を望む?
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・1914年の欧州と2014年の東シナ海は同じか(西恭之)
◎編集後記
・朝日はゼロ戦を飛ばす気か

◇◆若返る「ジャパン・ハンド」

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:2013年11月下旬、中国が尖閣諸島上空を含む防空識別圏を設定すると、アメリカはただちにケリー国務長官が強く非難。ヘーゲル国防長官も尖閣は日米安保条約の適用範囲と再確認。戦略爆撃機B-52まで繰り出して中国にガツンと一発食らわせ、さすがアメリカと思わせました。そこで知りたいのが、アメリカ政府に影響力を行使する知日派たちの存在です。世代交代が進んでいると聞きますが、どんな動きがあるのですか?

小川:「アメリカのいわゆる『知日派』、つまり日本の政治・経済・社会・文化に理解があり、日本における人脈もあって日本政府の動きに詳しく、アメリカ政府の対日政策に影響力を持つ識者たちのことを『ジャパン・ハンド』といいます。別な言い方で『菊クラブ』(クリサンセマム・クラブ)という呼び方もあります。アメリカで、いわば日本問題で飯を食っている人たちですね」

選手・チームの『指導責任者』や動物の『調教師』という意味のあるハンドラーという言葉を使って『ジャパン・ハンドラー』と呼ぶこともあります。これには、ホワイトハウスに影響力を行使するだけでなく、アメリカ側の日本担当としてアメリカの国益に沿うよう日本政府をコントロールする、というニュアンスが加わるわけです」

「知日派の代表的な人物として真っ先に思い浮かぶのは、リチャード・アーミテージ氏。私もしばしば会って日米間の安全保障問題を話し合い、さまざまな知見や示唆をもたらしてくれた人物です。彼については当メルマガで1度、ゆっくりお話ししたいと考えています。アーミテージ氏は知日派の親分というか、兄貴分的な存在ですが、アメリカでは彼らの影響のもとではありますが、知日派の世代交代が進んでいます。今回は新興シンクタンクのCNAS(新アメリカ安全保障センター、Center for a New American Security)、プロジェクト2049研究所を中心に見ていきましょう」