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『NEWSを疑え!』第131号(2012年7月12日号)

『NEWSを疑え!』第131号(2012年7月12日号)
◎さらば!『御用聞き』ジャーナリズム
・『何かありませんか』でもらうのは、『重要じゃない』情報
・ハングリー精神みじんもなし。秀才ぞろいになった防衛記者
・ジャーナリズムは、民主主義を機能させる主役だよ
◎セキュリティ・アイ:米国のイラン経済制裁は虚構に近い?(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:大軍縮!――英国陸軍は海外で戦えなくなる(西恭之)
◎編集後記:たかが航空ショー、されど航空ショー

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆さらば!『御用聞き』ジャーナリズム◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:3.11大震災、福島原発事故、消費税や社会保障をめぐる議論、民主党分裂といったニュースを見ていると、新聞やテレビが代表するジャーナリズムが、他人事のような報道ばかり繰り返し、あまりにも当事者意識に欠けている、と思うことがよくあります。威勢よく批判しているが、「こんな事態に至った責任の何割かはマスメディアにもあるじゃないか」とツッコミを入れたくなる。今回は、そんなジャーナリズムのあり方について、考えを聞かせてください。

小川:「テレビで、記者会見の映像がしばしば流れます。見ていて目立つのは、レベルの低い質問をしている記者と、やたら居丈高になっている記者ですね。それに、昔はなかったのが、不祥事を起こした企業の社長や役員がそろって『ごめんなさい』と頭を下げる会見映像。コンプライアンス重視や情報公開の流れに応じて増えているわけですが、相手が自ら悪いと認めた場合に限って、高姿勢に転じる記者が少なくないように見えます」

「1995年6月21日、函館行きの全日空857便がハイジャックされたとき、全日空の担当常務に居丈高に食って掛かっている運輸省記者クラブの記者がいた。私はテレビ朝日のニュースステーションの本番中、その映像を見て居たたまれなくなり、思わず久米宏さんに言ってしまいました。『ジャーナリスト出身者として、こんな人物と同類だと思われたくありません』のちに、その記者は朝日新聞の記者であり、運輸省クラブから配置転換のうえ、社内で処分が出たと聞きましたが、被害者である全日空の担当役員に食って掛かる神経というのは、信じられませんね」