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米国で続々登場する再使用型ロケット『NEWSを疑え!』

『NEWSを疑え!』第465号(2016年2月8日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・米海軍の長距離無人機は空中給油機になる
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・「事実上の弾道ミサイル」という表現(小川和久)

◇◆ 米海軍の長距離無人機は空中給油機になる

 米海軍が開発中の長距離無人艦載機は、ステルス攻撃機でも対テロ作戦用の偵察・軽攻撃機でもなく、まず空中給油機として開発されることになった。海軍の2017年度予算要求に、無人艦載空中給油機(CBARS)の開発が盛り込まれた。中国などの対艦攻撃能力に対する空母の脆弱性を補い、巨大原子力空母の有効性を確保するという開発目的では、無人艦載空中給油機も無人艦載ステルス攻撃機も同じだ。

 2010年ごろ、米海軍のワーク次官(現国防副長官)とラフヘッド元作戦部長が構想したのは、爆弾2.7トンを搭載し、空中給油を受けて数千キロ飛行し、ステルス性能で防空システムを突破する無人艦載攻撃機だった。この構想は、中国が沿海部に配備した対艦・対地・対空ミサイルを、米海軍が中部太平洋の空母や中国の南西方向から攻撃できるようになるという点で、中国の接近阻止・領域拒否戦略(A2AD)に対する切り札となるはずだった。

 ノースロップ・グラマンの技術実証機X-47Bは2013年5月、大西洋上の空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」から、無人機として史上初めてカタパルトによる発艦に成功し、7月には同艦の着艦制動装置を用いて着艦した。X-47Bの航続距離は3900キロ以上で、空中給油を受けることができる。最高速度は音速に近く、機内に兵器2トンを搭載できる。



(小川和久)

※修正:2016年2月8日|記事のタイトル「第463号(2016年2月1日特別号)」は「第465号(2016年2月8日特別号)」の誤記でしたので、修正しました。