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『NEWSを疑え!』第346号(2014年11月6日号)

『NEWSを疑え!』第346号(2014年11月6日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆知っておきたいガスマスクのこと
◆半世紀前は米軍のお古
◆万能ではないガスマスク
◆知識がなければ無用の長物
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・「アルカイダに寝返ったフランスのスパイ」の真相
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・米国は長距離・無人戦力を重視していく(西恭之)
◎編集後記
・相馬雪香さんのこと

◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)

◇◆知っておきたいガスマスクのこと

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:御嶽山の噴火で救助活動をした自衛隊が、有毒ガスの発生で、しばしば活動の中断を余儀なくされました。このとき「自衛隊なら、ガスマスクをつければ活動できるのでは?」と素朴な疑問を抱いた人が、少なからずいたようです。今回は、ガスマスクについて解説してください。

小川:「2014年9月27日に御嶽山で起こった噴火は、登山客57人が死亡し、少なくとも6人が行方不明という、昭和以降でもっとも死者の多い火山災害となりました。噴火したとき山頂付近には250人ほどの登山客がいたとされ、山小屋や岩陰などに避難できなかった多くの人が、噴石の直撃を受けて亡くなりました」

救助活動は、自衛隊の大型ヘリが投入されて一気に進みました。自衛隊は、大型ヘリをはじめとする装備も、投入された人数も、警察や消防と比べて質量ともに桁違いですから、その実力を多くの国民が実感し、頼もしく思ったことでしょう」

「同時に、早朝から山に登った自衛隊が、硫化水素の濃度が高くなって午後早いうちに下山する日が続き、『なぜガスマスクをつけて行動できないのか』『ガスマスクは火山性有毒ガスには使えないのか』と話題になりました。インターネットでもそんな素朴な声や疑問が目につきました」

「ガスマスクは一般の人に身近なものではなく、疑問に思うのも無理ありませんが、ガスマスクとはどんなものか知っておくことは、今後起こるかもしれないさまざまな災害やテロから身を守るために必要でしょう。とりわけ住民の生命・安全に責任のある行政関係者には、最低限の知識をおさえてほしいものです」