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『NEWSを疑え!』第177号(2013年1月17日号)

『NEWSを疑え!』第177号(2013年1月17日号)
◎北朝鮮ミサイルに「ウクライナ」の影
・北朝鮮スパイを逮捕したウクライナの真意
・資源大国としてソ連の軍事生産を支えた
・時代遅れの軍事技術でも欲しい国はある
◎セキュリティ・アイ:メディアの政府批判で好対照を見せるインドと中国(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:北極海を重視するロシアのシーパワー戦略(西恭之)
◎編集後記:「戦果の確認」って、知ってますか?

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆北朝鮮ミサイルに「ウクライナ」の影◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:北朝鮮は2012年12月12日、衛星用ロケットと称する長距離弾道ミサイルの打ち上げに成功しました。4月13日の失敗から8か月間に、何が起こったのか。外国がミサイル技術を供与しているのではないか、という説もあります。どう見ますか?

小川:「4月の打ち上げ失敗から12月の発射にこぎ着けるまでに、『北朝鮮は8か月で失敗を克服できるのか。またも失敗に終わるのではないか』という見方が各方面から出されました。これに対して私は、『外国の手を借りれば充分可能だ。北朝鮮独自のミサイル開発を前提にするから、無理ではないかという話になる。しかし、外国の技術者が技術力そのものを持ち込めば、決して難しくはない』と主張しました」

「その外国とはイランでは、という説も流れました。従来からイランは北朝鮮とミサイル開発で協力関係にあり、イランの技術者が北朝鮮のミサイル発射にしばしば立ち会っていたからですが、私はこの見方には否定的でした

「というのは、イランのミサイル技術はノドン改良型までは通用しますが、大型ロケットを打ち上げる技術については、大きな疑問符がつくからです。具体的にいえば、イランは推進力が大きいロケット開発の重要なステップであり、高いハードルでもある『クラスターエンジン』の開発に成功していません」

●『NEWSを疑え!』第93号(2012年2月27日特別号)

 アフマディネジャード大統領が2010年2月に公開したシムルグの第1段エンジンは、ノドンのエンジン4基を束ねたクラスターで、北朝鮮が2009年4月に発射し、第2段の分離と点火まで成功させた銀河2号ロケットと同じものとみられる。

 イランは今年、さらに地球観測衛星2基、通信衛星1基、信号情報(シギント)収集衛星1基の打ち上げを予定している。最新鋭のシムルグ・ロケットによる軌道投入が成功するのか、北朝鮮の技術の現状を占う指標としても注目されるところだ。【以上、メルマガ記事】