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『NEWSを疑え!』第171号(2012年12月13日号)

『NEWSを疑え!』第171号(2012年12月13日号)
◎『海兵隊』を知らないと、尖閣・普天間を解決できない
・帝国海軍「陸戦隊」を知っていますか
・これが陸上自衛隊の『海兵隊』構想だ
・1、2カ月は無補給で戦えるアメリカ海兵隊
◎セキュリティ・アイ:インド海軍の遠洋展開を支える沿岸警備隊の大増強(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:在日米軍の夜間禁酒令は逆効果か(西恭之)
◎編集後記:専門家のコメントに見る日本の弾道ミサイル研究の水準

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆『海兵隊』を知らないと、尖閣・普天間を解決できない◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:自民党の石破茂幹事長は2012年10月下旬の講演で、尖閣諸島など島嶼防衛を強化するために、日本も独自の海兵隊を創設すべきだ、という考えを示しました。秋の自民党総裁選では、石破さんだけでなく、安倍晋三さんも同様の主張をしています。今回は、海兵隊について教えてください。

小川:「アメリカの海兵隊には、『つねに最前線で戦う荒くれ者』というイメージがあります。そこで連想せざるをえないのは、沖縄に駐留する海兵隊員たちの不祥事です。とりわけ、1995(平成7)年9月4日に米海兵隊員2人(21、20)と米海軍軍人1人(22)の3人が、沖縄で12歳の女子小学生を暴行した事件は、沖縄県民の怒りに火をつけました」

「こうした不祥事が、『米軍は沖縄から出ていけ』という声の背景にあります。それにしても最近、在日米軍の兵士による不祥事が頻発していますから、海兵隊の話をする前に触れておきましょう。2012年10月以降だけでも、次のような事件が起こっています」

・10月16日未明、米海軍の上等水兵(23)と3等兵曹(同)が沖縄本島中部の駐車場で、女性の首を絞める、口を手でふさぐなどして暴行。うち1人は女性の現金や携帯電話も奪った。那覇地検は11月6日、集団強姦致傷の罪で2人を起訴。この事件をきっかけに、米軍は日本にいるすべての米兵に午後11時~午前5時の「夜間外出禁止令」を発令。

・11月2日午前1時頃、嘉手納基地に所属する米空軍の兵士(24)が沖縄県読谷村の居酒屋で酔って暴れ、同ビル3階宅に侵入して中学生を殴ったうえ、逃げようとして窓から転落。沖縄県警が住居侵入や傷害容疑などで捜査。

・11月18日、前日午後8時から朝6時まで那覇市内の飲食店3軒をハシゴして飲み明かした普天間飛行場に所属する米海兵隊の中尉が、ビル内の住宅に侵入して現行犯逮捕。

・11月23日、普天間飛行場に所属する米海兵隊の3等軍曹(27)が追突事故を起こし、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕。

・11月23日午前3時頃、横浜市神奈川区の漫画喫茶で、空母ジョージ・ワシントンに乗り組む米海軍の兵士(23)が酒に酔って店内を全裸で歩きまわり、放尿するなどして、公然わいせつで現行犯逮捕。

・11月26日、在日米海軍と第7艦隊は、所属する全兵士に午後10時~午前8時の間、「飲酒禁止令」を発令。休日にも適用。